令和5年度 住宅エコリフォーム推進事業【2】
事業の概要
対象工事として「部分改修」と「全体改修・建替え」があります。
部分改修
■対象となる工事
- 開口部の断熱改修工事<必須工事>
- 躯体の断熱改修工事
- 対象設備の高効率化工事
※ZEHレベルの省エネ改修と併せて実施する構造補強工事を含む。
※改修後に耐震性が確保されることが必要です(計画的な耐震化を行うものを含む)。
※令和6年度末までに着手したものであって、改修(部分改修を含む)による省エネ性能がZEHレベルとなるものに限定されます。
■補助額
下記ABCの補助額合計と「補助上限額」のどちらか低い額となります。
開口部の断熱改修工事<必須工事>
①モデル工事費 × 補助率 ②実際の工事費 × 補助率 どちらか低い方をAとする
躯体の断熱改修工事
①モデル工事費 × 補助率 ②実際の工事費 × 補助率 どちらか低い方をBとする
対象設備の高効率化工事
①モデル工事費 × 補助率 ②実際の工事費 × 補助率 どちらか低い方をCとする
※補助上限額:350,000円/戸(省エネ設計等がある場合は省エネ設計費×40%も含んだ上限額)
※申請する補助額の合計が5万円未満(診断のみの場合1万円未満)では補助の対象になりません。
※設備の効率化工事は、開口部・躯体等の断熱化工事の実際の工事費と同額以下となります。
※設備にはモデル工事費の設定のないものもあります。
■補助率
- 省エネ診断:3分の1
- 省エネ設計等、省エネ改修:40%
■モデル工事費
開口部の断熱改修工事<必須工事>
複数の開口部についてZEH仕様基準を満たすよう改修する工事。
モデル工事費 | モデル工事費から算出した 補助額(40%) |
ガラス交換 ※ガラス1枚あたり | 【大】1.4㎡以上 | \96,000 | /枚 | \38,400 | /枚 |
【中】0.8㎡以上1.4㎡未満 | \72,000 | /枚 | \28,800 | /枚 | |
【小】0.1㎡以上0.8㎡未満 | \24,000 | /枚 | \9,600 | /枚 | |
内窓設置/外窓交換 ※窓1箇所あたり ※内窓交換を含む | 【大】2.8㎡以上 | \248,000 | /箇所 | ¥99,200 | /箇所 |
【中】1.6㎡以上2.8㎡未満 | \192,000 | /箇所 | \76,800 | /箇所 | |
【小】0.2㎡以上1.6㎡未満 | \160,000 | /箇所 | \64,000 | /箇所 | |
ドア交換 ※ドア1箇所あたり | 【大】開戸:1.8㎡以上/引戸:3.0㎡以上 | \360,000 | /箇所 | \144,000 | /箇所 |
【小】開戸:1.0㎡以上1.8未満n/引戸:1.0㎡以上3.0㎡未満 | \320,000 | /箇所 | \128,000 | /箇所 |
注意:実際の工事費用がモデル工事費用より安い場合は補助額も低くなります
躯体の断熱改修工事
ZEH仕様基準を満たす躯体の断熱改修工事。
モデル工事費 | モデル工事費から算出した 補助額(40%) |
外壁 | 熱伝導率0.052~0.035W/m・K | \201,000 | /㎥ | \80,400 | /㎥ |
熱伝導率0.034W/m・K以下 | \302,000 | /㎥ | \120,800 | /㎥ | |
屋根・天井 | 熱伝導率0.052~0.035W/m・K | \72,000 | /㎥ | \28,800 | /㎥ |
熱伝導率0.034W/m・K以下 | \123,000 | /㎥ | \49,200 | /㎥ | |
床 | 熱伝導率0.052~0.035W/m・K | \245,600 | /㎥ | \98,240 | /㎥ |
熱伝導率0.034W/m・K以下 | \368,000 | /㎥ | \147,200 | /㎥ |
注意:実際の工事費用がモデル工事費用より安い場合は補助額も低くなります
対象設備の高効率化工事
下記設備の高効率化工事。※補助額は開口部・躯体等の断熱化工事の実際の工事費と同額以下となります。
モデル工事費 | モデル工事費から算出した 補助額(40%) |
エコ住宅設備の種類 ※設置台数によらず、設置を行った設備の種類に応じたポイント合計 | ・太陽熱利用システム | \452,000 | /戸 | \180,800 | /戸 |
・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器) ・ヒートポンプ給湯器(エコキュート) ・潜熱回収型石油給湯器(エコフィール) ・潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ) | \263,000 | /戸 | \105,200 | /戸 | |
・高断熱浴槽 | \416,000 | /戸 | \166,400 | /戸 | |
・浴室シャワーの節湯水栓 | \57,000 | /戸 | \22,800 | /戸 | |
・燃料電池システム(エネファーム) ・蓄電池 ・LED照明 | モデル工事費の 設定なし | – |
注意:実際の工事費用がモデル工事費用より安い場合は補助額も低くなります
- エコキュート、エコフィール、エコジョーズは浴室シャワー水栓および高断熱浴槽と3つセットの場合に限る。(既設も可)
- 浴室シャワー水栓は、「ハイブリッド給湯機、エネファーム、ガスエンジン・コージェネレーション」のいずれかとセットの場合、又は「エコキュート、エコフィール、エコジョーズ」のいずれかと高断熱浴槽と3つセットの場合に限る。(既設も可)
- 高断熱浴槽は、「ハイブリッド給湯機、エネファーム」のいずれかとセットの場合、又は「エコキュート、エコフィール、エコジョーズ」のいずれかと浴室シャワー水栓と3つセットの場合に限る。(既設も可)
全体改修・建替え
■対象となる工事
- 住宅をZEHレベルの高い省エネ性能へ改修する開口部・躯体等の断熱化工事、設備の効率化に係る工事
- 断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6となるものでBELS等の第三者評価の認証を取得するもの
※再生可能エネルギーの導入は要件としない - (建替えの場合)対象建物が建替えであることを証明する所定の書類を提出できるもの
- 建物全体を断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6とする改修工事
- 型番登録された製品の利用は要件としない
※ZEHレベルの省エネ改修と併せて実施する構造補強工事を含む。
※改修後に耐震性が確保されることが必要です(計画的な耐震化を行うものを含む)。
※令和6年度末までに着手したものであって、改修(部分改修を含む)による省エネ性能がZEHレベルとなるものに限定されます。
■補助額
下記と「補助上限額」のどちらか低い額となります。
- 全体改修:省エネ改修工事費 × 補助率
- 建替え:省エネ改修工事費相当額 × 補助率
※補助上限額:350,000円/戸(省エネ設計等がある場合は省エネ設計費×40%も含んだ上限額)
※申請する補助額の合計が5万円未満(診断のみの場合1万円未満)では補助の対象になりません。
■補助率
- 省エネ診断:3分の1
- 省エネ設計等、省エネ改修:40%
対象期間
※申請状況に応じて短縮又は延長する場合があります。
申請手続
申請できるのは事業者のみ
申請は、工事施工者や販売事業者等(事業者登録が必要)が行うことが条件です。工事発注者や住宅購入者となる一般消費者は申請者にはなれません。
一般消費者は事業者から補助金の還元を受けることになります。
※上図は補助事業者が施工業者・設計事務所の場合。